昭和４９年の住宅兼車庫を現在の省エネ基準と同等にして２階間取りを大幅に改修工事をした事例です。
窓、外壁は断熱効果ほぼゼロの状態です。
１階が車庫のため、２階改修には下の車庫からの冷気対策に気を付ける工事と なります。

平面図だけでは内部の高さなどがイメージしにくいものです。
詳細打ち合わせ時には施主様の前で内観パースを手書きしながら打合せをいたします。ＣＡＤパースとは違い感じた事をその場で書き直し施主様と共有できますので、大変便利だと喜んで頂いております。

今回は既存の板金を剥がさず既存の上から新規板金を張上げる『カバー工法』を 採用いたしました。
メリットとしては工期の短縮・工事中での雨降の心配不要などがあげられます。
その他、垂木での既存屋根強化も特徴となります。
軒天材も金属製で再強化をし、屋根にも雪止めを取付して冬の備えは万全です。

外壁に関しても既存外壁の上に新規外壁を張上げる『カバー工法』を 採用いたしました。既存外壁が極端に悪い状態でなければ採用できる ポピュラーな工法です。重ね張りする新規外壁には軽量で強度のある 『金属製サイディング』を使用しておりますので、建物への負担を 最小限に抑えられ、工期短縮・既存外壁撤去処分費用も抑えられます。 電動シャッターも新しく交換いたしましたので音が静かで快適です。

今回の断熱材は
床　：ネオマフォーム１００㎜ 天井：高性能グラスウール１６ｋ１００㎜　２枚重ね
壁　：高性能グラスウール１６ｋ１００㎜
を使用いたしました。

暖房器具は冷暖房エアコンを採用されておりますが、今冬はとても快適に過ごされておられるとの事です。